歯並び
すきっ歯=
空隙(くうげき)歯列(しれつ)
空隙歯列(くうげきしれつ)とは、歯と歯の間に隙間がある状態の歯並びのことをいい、すきっ歯と呼ばれます。
特に、前歯の真ん中に隙間がある方はよく見られますがこの場合は正中離開といい気にされている方が多いです。笑った時などに目立ってしまうため、歯の色を整えるホワイトニングにように審美治療としての矯正治療例が多くみられます。
当院の衛生士のひとりも、この正中離開でしたのですが、矯正治療によって綺麗な歯並びになる症例でした。
空隙歯列は見た目だけの問題ではありません。
歯と歯の間に隙間がある場合は、空気が抜けたり、息漏れをしやすくなります。特にサ行の言葉を発するときに影響が出やすく、舌っ足らずな話し方になってしまうことがあります。英会話の時にも影響が出ることが考えられるので、最近は、そういったことも踏まえて、早めに悪い歯並びであることを気付かれた人は早めに矯正治療される方が増えています。
正しい歯並びだと、歯と歯がぴったりとくっついているため食べ物の残りなどがあまり挟まらないようになっていますが、歯と歯の間に隙間がある場合には、そこに食べ物が挟まりやすくなることがあります。
このままその隙間に食物残渣が残っていると、そこで細菌が増殖し、炎症が起こることになってしまいます。そうして、ほっておくと歯周病が、進行してしまうのです。
院ではセラミックのブラケットという矯正装置に、ワイヤーを使った矯正治療で、広がった歯列を詰める治療を行っていきます。(部分的ワイヤー矯正)
使用する矯正装置は、透明感がある白いブラケットを使用していきますので、全て金属の装置に比べあまり目立つことは少なく出来ます。
また、インビザラインと言われるマウスピース型の装置を使う矯正方法でも対応可能です。
このインビザラインでは、ほとんど目立たなく全体の顎矯正すら行っていくことができます。取り外しも簡単ですので、目立たなくても違和感が出たりする下側矯正に比べてもメリットが多いです。そして軽度であれば、前歯だけのマウスピース型部分矯正治療でも対応できるケースもあります。
※すべてのすきっ歯がこれらの治療法によって改善するとは限りません。治療方法は個人差があります。