歯並び
前歯が咬んでなく、隙間が
ある状態=
開口(かいこう)
開咬(かいこう)とは、奥歯はしっかり噛んでいるのに、上下の前歯部が噛まずに隙間がある状態のことを言います。いわゆるオープンバイトと呼ばれる状態です。
口が開いたような状態が続きますと、口が乾燥した状態いわゆるドライマウスになり、唾液の分泌量が低下してしまいます。
唾液の緩衝能(食べ物などにより口の中が酸性やアルカリ性に傾いても中和する性能)、抗菌作用が少なくなることから、細菌が増殖し、歯周病のリスクが上がり、結果として口臭発生の原因になります。
前歯でものを噛むことが出来なくなるため、食事をする時に奥歯でのみ噛むため、奥歯に無理な力がかかるようになり、開咬の方は臼歯から順に歯を失っていくことが多いのです。
そのため、歯を大切に長持ちさせたいと考えるなら、歯並びを綺麗に並べて、きちんとしたかみ合わせにすることによって、バランスのいい状態にし、歯を長持ちさせていくことが大きな価値となって来ます。また顎の関節に負担が生じやすく、顎関節症を併発することもあります。
どうしても前歯が開いてしまっているため、発音に影響が出やすく、舌っ足らずなしゃべり方になってしまうことがよくあります。