こんな歯並びは要注意:開咬

歯並び

前歯が咬んでなく、隙間が
ある状態=
開口(かいこう)

開口(かいこう)

開咬(かいこう)とは、奥歯はしっかり噛んでいるのに、上下の前歯部が噛まずに隙間がある状態のことを言います。いわゆるオープンバイトと呼ばれる状態です。
矯正歯科治療においては珍しくはない症例ですが、奥歯への負担が大きく将来的に患者さんの歯が残らなくなってしまう点では治すべき症例です。

開咬の原因とは

  • 原因その1

    *

    指しゃぶりの癖が5、6歳になっても取れなかった場合
    子供の頃の指しゃぶりなどの悪習癖と呼ばれる癖が原因で、歯がそれぞれの方向に動いて開いて、上下の前歯と前歯の間に隙間が出来てしまうと開咬になる可能性があります。そしてこれが続くと、奥歯だけで噛むこととなり、かかる負担が偏って大きくなります。そうなりますと、将来的に奥歯から順番に歯を失うことに繋がってしまいます。バランスよく噛める状態にもっていくことが、歯を長持ちさせることに繋がります。
  • 原因その2

    上下の前歯と前歯の間に隙間がある場合
    上下の前歯の間に隙間があると、無意識のうちに自然とその隙間が気になってしまい、舌で触ったり、押してしまう舌癖があることがあります。舌で前歯の内側から日々押してしまうと、徐々に時間をかけてですが、歯が表側に開いていき、結果、隙間が大きくなり開咬になります。本来、舌は上顎先端のスポットという位置になくてはいけないのですが、ここが違うと歯並びに影響してきます
  • 原因その1

    *

    家族からの遺伝的な要因
    開咬の原因の大きな原因のひとつとして、顎の形態も関わってきます。あごの骨が前下方に成長していくと、どうしても前歯同士が咬まなくなり開口になりやすいのです。このような遺伝が要因の骨格性の場合は、家族の方も開口である場合が多く見られます。

開咬を放置した場合の将来的な弊害は?

口が閉じられないことによるドライマウス

口が開いたような状態が続きますと、口が乾燥した状態いわゆるドライマウスになり、唾液の分泌量が低下してしまいます。
唾液の緩衝能(食べ物などにより口の中が酸性やアルカリ性に傾いても中和する性能)、抗菌作用が少なくなることから、細菌が増殖し、歯周病のリスクが上がり、結果として口臭発生の原因になります。また、常に口が開いていると口呼吸を誘発します。これによる健康へのリスクは大変大きく、二酸化炭素の濃度の変化による集中力の低下や、鼻を通さず流れ込む外気による扁桃腺肥大やアデノイド肥大などを招く原因にもなります。

噛む機能の低下や顎関節症の原因になることもあります

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前歯でものを噛むことが出来なくなるため、食事をする時に奥歯でのみ噛むため、奥歯に無理な力がかかるようになり、開咬の方は臼歯から順に歯を失っていくことが多いのです。
そのため、歯を大切に長持ちさせたいと考えるなら、歯並びを綺麗に並べて、きちんとしたかみ合わせにすることによって、バランスのいい状態にし、歯を長持ちさせていくことが大きな価値となって来ます。また顎の関節に負担が生じやすく、顎関節症を併発することもあります。

発音障害

どうしても前歯が開いてしまっているため、発音に影響が出やすく、舌っ足らずなしゃべり方になってしまうことがよくあります。

開咬はこのような装置を使って治療します

マウスピース型矯正装置

開咬の治療には、透明で目立たないマウスピース矯正が適応できる症例が多いです。通常のワイヤーを使った表側矯正(マルチブラケット装置)やゴムメタルでは目立ってしまいますので、この方法は女性には特にお勧めです。当院ではこのマウスピースについて、インビザラインという装置を使用しております。全世界で700を超える治療例のある、信頼性の高い装置です。
マウスピース矯正の中には上下前歯だけの部分矯正もありますが、開咬の場合は上下顎全体の矯正が必要になるケースが多くなると思います。
また、開咬の治療には奥歯を喉の方に移動させる必要がある症状が多いです。その場合ワイヤー矯正ですと、歯科矯正用アンカースクリューといったチタン製の杭を骨に打ち込む矯正器具を使用し、それを軸にして歯を奥に引っ張る必要があります。しかしマウスピース矯正ではこのようなケースは少なくて済み、マウスピース単体で歯を移動させたり、歯に付ける目立たない顎間ゴムなどで対応できることも多いです。

※すべての開咬がこれらの治療法によって改善するとは限りません。治療方法は個人差があります。尚、矯正治療は保険診療ではなく自費診療となります。料金は税別表記となります。

開咬に関するよくある質問

子どもの指しゃぶりの癖が、もうすぐ小学生になるのに、なかなか治りません・・・
前歯の乳歯が大人の永久歯に生え変わるまえに指しゃぶりを止められるかが大きく大事なポイントとなります。また乳歯列期に開咬だとしても、永久歯に生え変わる段階で自然に治っていく場合もありますが、出来れば指しゃぶりは3歳くらいまでにしないように治しておくといいと思います。
開咬の治療は難しいと聞きますが、実際どうなのでしょうか?
痛みもあったりするのでしょうか?
子供の頃に、顎の成長をコントロールしながら行うと、矯正装置だけでさほど問題なく綺麗に歯列矯正が出来ると思います。しかし大人になってから、矯正治療を行おうとすると治療期間も掛かりますし、抜歯や骨切り術など外科手術を伴う外科矯正治療といった難しい治療法が必要になる可能性が高くなります。子どものうちに、臼歯抜歯や外科的矯正治療をしなくても良いように整えておくことが大切です。特に子どものうちは口腔筋機能療法による訓練・トレーニングにより、悪い歯並びを予防することも可能です。
痛みに関しては一般的な矯正と同じで、痛みは症例や個人差に寄りますがありますが、特に開咬だから副作用が出るといったことはありませんのでご安心ください。どうしようか迷われている方、不安に思われている方、説明を詳しく聞きたい方は、無料の矯正相談を行っておりますので担当医やカウンセラーまでお気軽にご相談下さい。ご予約をお取りさせていただきます。治療内容から歯列矯正治療費用についてまで、詳しくお話をさせていただきます。
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